アルコールを断ち、炭水化物を摂取せず、爪をかまなくなった私が、決してやめられそうにないもの。それはショッピングの習慣だ。仕事以外の時間の大半を費やし、適正サイズの歯ブラシ立てや理想的なオットマン(足乗せ台)、完璧な赤いブーツをせっせと探している。夫は私がオンラインで見つけたものに何かと意見を言うし、1時間程度のショッピングに連れ立って出掛ける女友達はいる。だが私が買い物と向き合うスタミナに最後まで付き合いきれる相棒は見つからない。といっても、それは人工知能(AI)が生活の一部になるまでの話だ。今や私には、常時つながっており常に情報が満載で、いつでも熱心に買い物をサポートしてくれる相手がいる。それは長年夢見てきたことだ。AIは私が正しい品物を確実に買えるよう配慮し、足が疲れたと文句を言うこともない。AIツールは私の買い物体験を大きく変えた。いくつかの微調整と注意点はあるが、従来に比べて買い物を楽しく、的を絞った、効率的なものにしている。