米マサチューセッツ州の連邦地裁判事は29日、ハーバード大学がトランプ政権と法廷で争う中、当面は外国人留学生の受け入れを継続できるとの判断を示した。政権が先週、同校の留学生受け入れ資格を取り消すと発表したことを巡り、アリソン・バロウズ判事はすでに出されていた一時差し止め命令を延長した。また、政権が同校の留学生受け入れを禁じる措置を阻止する仮差し止め命令を改めて下す方針を示した。政権は29日の審理に先立ち、ハーバード大の留学生受け入れ資格を直ちに取り消す方針を撤回し、同校に30日間の回答期間を与えていた。ハーバード大の学生の約25%は留学生で、大学院ではその割合はさらに高い場合もある。ドナルド・トランプ大統領は28日、ハーバード大が留学生の割合を15%程度に抑えるべきだと示唆していた。
ハーバード大の留学生受け入れ、当面は継続可能 米連邦地裁
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