ウクライナ戦争でロシアを支援するため、北朝鮮が少なくとも100発以上の弾道ミサイルを供与し、1万1000人以上の兵士を送り込んでいたことが、米国と主要同盟国による新たな報告書で指摘された。これらは国連決議に対する「露骨な違反」だとしている。29日に公表された報告書は、これらのミサイルによってロシア政府は「重要な民間インフラを含むウクライナの都市に対するミサイル攻撃を強化することが可能になった」とした。また見返りとして、ロシアは北朝鮮の「軍事プログラムへの資金提供」と弾道ミサイルの精度向上を支援したという。報告書は米国を含む11カ国で構成される多国間制裁監視チーム(MSMT)が作成した。MSMTは北朝鮮の核兵器とミサイル計画に対し、国連安全保障理事会が科した制裁への違反の記録を行っている。
北朝鮮が制裁違反、ロシアにミサイルなど供与か=報告書
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