パレスチナ保健当局は、米国とイスラエルの援助物資配給所に向かっていたガザの住民が攻撃を受け、20人以上が死亡したと明らかにした。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の取材に応じた目撃者らによれば、ガザ南部にある支援物資配給所では1日午前、食料を求める住民の群衆に向けてイスラエル軍とみられる部隊が発砲。パレスチナ赤新月社は現場から23人の遺体と23人の負傷者を搬送したと発表している。イスラエル軍当局者はラファの配給所から約1キロ離れた場所で、部隊に近づいてきた群衆に向けて警告射撃を行ったと述べたが、配給所での発砲はなかったとしている。新たな支援物資配給制度を監督するガザ人道財団も、配給所やその近辺での発砲はなかったと述べた。