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自費出版はデジタルの時代?
――「Kindle ダイレクト出版」のメリットとデメリット

三浦一紀
2013年5月31日
著者・コラム紹介バックナンバー
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 原稿をKindle形式に変換する方法は別の機会に譲るとして、今回は、Kindleで電子書籍を出版する際に気をつけたいことを、『Amazon Kindleダイレクト出版 完全ガイド 無料ではじめる電子書籍セルフパブリッシング』(インプレスジャパン)の著者の一人である、いしたにまさき氏に聞いた。

一度出せば、半永久的に売ってもらえるのが
電子書籍のメリット

 まず、いしたに氏に、Kindle ダイレクト出版の最大のメリットとは何かを聞いた。

 「誰でもKindleストアというネット最大の本のマーケットに、基本は無料で本を出すことができること。アマゾンとの契約次第ですが、本のロイヤリティは最大70%。つまり、ネット上できちんとコンテンツを売ることができる仕組みがKDPです。また、これらの電子書籍は、Kindleの専用端末だけではなく、スマホにKindleアプリを入れて読むこともできます。これは実質、誰でも読むことができることを意味しています。加えて、読書した記録やメモ、引用などをソーシャルに簡単に投稿できます」

 逆にデメリットについては、次のように話す。

 「レイアウトが弱点です。紙の本のレイアウトをそのままKDPで再現するのは、実質不可能。つまり、KDPは紙とは本質的に違う新しいものとして理解する必要があります。また、売場がアマゾンを中心としたネットに限られるのも、売場が一部の人に限定されるという意味では課題と言えるでしょう」

 誰の手も通さず、自分だけで電子書籍を作れるというメリットがある一方、「電子書籍」ゆえにインターネットを介してしか販売できないという点についてはデメリット。ただし、通常の書籍のように在庫を抱える必要がなく、一度出版してしまえば半永久的に販売を続けられるという点は魅力的といえる。

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