米司法省は、ニューヨーク州のレティシア・ジェームズ司法長官とアダム・シフ上院議員(民主、カリフォルニア州)に対する調査を開始した。両氏はドナルド・トランプ大統領に対抗する民主党の急先鋒(せんぽう)だ。事情に詳しい複数の関係者によると、ニューヨーク州オールバニの連邦地検は先ごろ、ジェームズ州司法長官に対する公民権調査に関して2件の召喚状を出した。1件はトランプ氏と一族企業に対する民事訴訟を提起して同氏の権利を侵害した疑惑、もう1件は全米ライフル協会(NRA)に対するジェームズ氏の訴訟に関するものだ。関係者の1人によると、パム・ボンディ司法長官は、トランプ氏を相手取った訴訟を審査する作業部会の責任者エド・マーティン氏に対し、シフ議員とジェームズ氏が絡む別々の住宅ローン詐欺疑惑を調査するため、バージニア州とメリーランド州の大陪審を利用することを認めた。