世界経済フォーラム(WEF)は、創設者のクラウス・シュワブ氏を調査した結果、経費について軽微な違反はあったものの、重大な不正行為はなかったと結論づけた。新たな理事会トップを任命したことも明らかにした。WEFはスイス東部ダボスで開く年次総会で知られる。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が確認した書簡によると、WEF理事会の暫定会長を務めていたスイスの食品大手ネスレの元最高経営責任者(CEO)のピーター・ブラベック・レッツマット氏は、今週行われた調査結果を協議する理事会会合後に辞任した。辞表で「有害な」職場環境に懸念を表明した。この内容は、これまで報じられていなかった。WEFは15日の会合で、米資産運用会社ブラックロックのラリー・フィンクCEOとスイスの富豪アンドレ・ホフマン氏を暫定的に新しい共同会長に任命した。
世界経済フォーラム、「創設者に重大な不正なし」
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