ウクライナ政府の国防当局者らは今週、米首都ワシントンを訪れ、トランプ政権との画期的な合意の策定に取り組んでいる。実戦で検証されたドローン技術をウクライナが米国と共有し、その見返りにロイヤルティーなどの報酬を受け取ることになる。両国の複数の当局者が明らかにした。ドナルド・トランプ米大統領やウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が支持しているこの協定は、両国の安全保障関係で大きな節目となる。ウクライナ軍は長年にわたり、米国から兵器を供与されてきた。直近ではトランプ政権が欧州諸国に武器を売却し、これをウクライナに供与してきた。今回の新たな協定では、ウクライナはロシア軍との戦闘を通じてドローンを製造・使用してきた豊富な経験を活用することになる。ウクライナのセルギー・ボイエフ副国防相が率いる同国のチームは、9月30日にワシントンを訪問し、国務省や国防総省の複数の当局者と協議を開始している。