
ChatGPTの開発元であるOpenAIの動画生成AI、「Sora」。先日、最新版の「Sora2」がリリースされ、利用者が爆発的な勢いで急増中だ。初代よりも動画生成がぐっと簡単、日本語でも動画を作れる。ショート動画SNS的なUIなので、ただ動画を見るだけでも楽しめ、さらには他の人が作った動画を少し加工(リミックス)して新しい動画を作ることもできる。これまでの動画生成AIとはケタ違いにハードルが低く、操作も簡単なのに、生成された動画のクオリティーはとんでもなく高い。ますますユーザーが増えると思われるSora2の特徴と、基本的な使い方をレクチャーする。実際にSora2を使ってみることで、技術の進化の速さに驚かされるだけでなく、問題点や課題についても理解できるはずだ。(ITライター 柳谷智宣)
OpenAIの動画生成AI「Sora2」
9月30日、OpenAIの最新AI動画生成モデル「Sora 2(ソラツー)」がローンチされた。初代Soraの登場から1年もたっていないが、大きく性能が向上しており、世界中に衝撃を与えている。SNSではすでにSora 2ユーザーが生成した動画が多数公開されており、大盛り上がりだ。筆者も、ローンチ以来Sora 2で動画を生成し続けている。
原稿執筆現在は、iOS用アプリとWebブラウザ版でSora2が利用できる。超リアルな音声付きの映像を簡単なプロンプトで生成できるのはとても感動した。Sora 2の基本機能は無料で利用できるので、ぜひ皆さんにも使ってみてほしい。
本記事では、Sora 2について始め方から、動画の生成、フィードへの投稿、著作権問題まで解説する。

現在、Sora 2を使い始めるには招待コードが必要だが、SNSで大量に配布されているので、日本ユーザーでもゲットするのは難しくないはず。Sora 2にログインできたユーザーは、左下の「…」メニューから「Invite Friends」を開くと、自分の招待コードを確認できるので他の人に共有しよう。
ニュース風映像、映画風映像、アニメ、3Dアニメ、ピクセルアート……動画のスタイルは自由自在。縦画像も横画像も生成できる。
動画を生成するには、画面下の「Describe your video…」のフォームにプロンプトを入力する。無料プランの場合、設定をクリックすると、「Portrait」(縦)と「Landscape」(横)を選べる。
ChatGPT Proユーザーであれば、「Sora 2 Pro」も利用できる。メニューから「Sora 2 Pro」を選択することで、解像度や秒数の変更ができるようになる。

