柳谷智宣
「成田空港警察署です」「成田空港入国管理局です」など、成田(空港)からかかってくる電話が増えている。先日、本連載の担当編集のところにも「成田空港遺失物係」を名乗る電話がかかってきた。最近、この手の詐欺電話が多発しており、30歳代を中心に多額の被害が発生している。どんな手口でどんな被害が起きるのか、電話がかかってきたらどう対応すべきかを紹介する。

1月27日のニューヨーク株式市場で、半導体大手NVIDIAの株価が急落。27日の終値は24日と比べて、時価総額は約90兆円のマイナスとなった。これは、中国のAIスタートアップ「DeepSeek」がリリースした新しいAIモデル「DeepSeek-R1」の性能とコストが原因とされている。DeepSeekとはどんな生成AIで、なぜこれほど注目を浴びているのか、NVIDIAを筆頭に米国のテック企業の株価に影響を及ぼした理由、そしてDeepSeekを使う時の注意点について解説する。

2022~2023年に社会的ブームを巻き起こした生成AI。2024年は怒濤の進化を遂げ「人間よりも賢い生成AI」も出現しつつある。実証実験を終えて本格的に生成AI活用を進める企業も増えて、1年前とは状況ががらりと変わってしまった。生成AI関連の重要なニュースを振り返りながら、2025年がどんな年になるかを予測していこう。

OpenAIが今月発表した新プラン「ChatGPT Pro」が、月額3万円と高額だが、最高性能の「o1」モデルが利用できると話題になっている。従来の「GPT-4o」が使えるプランは3000円だったので、実に10倍の高価格なのだ。o1は10倍の価格を払う価値があるくらい優秀なのだろうか?同じく月額3000円で利用できる生成AI「Claude」も含めて、3者にどれくらい性能差があるのか、過酷なテストを20個行ってみることにした。本記事では実際にビジネスパーソンが仕事の現場で行いそうなタスクを10個選び、テストした結果を詳しくお伝えする。

12月5日、OpenAIはChatGPTで最高性能の「o1」モデルを発表し、o1を利用できる月額3万円の新しいプランを発表した。これまでのChatGPTの個人用プランは月額3000円で「4o」モデルが使えるというものだったので、新プランは実に10倍の値付けということになる。o1は10倍の価格を払う価値があるくらい優秀なのだろうか?同じく月額3000円のプランで利用できる生成AI「Claude」も含め、3者でどれくらい性能差があるのか、過酷なテストを20個行ってみることにした。本記事ではそのうち10個のテストの結果をお伝えする。

災害とパソコンの故障は忘れたときにやってくる。先日、買って1年くらいのWindowsパソコンがいきなり立ち上がらなくなってしまった。しかもちょうど引っ越しのタイミングで、普段データを保存している外付けHDD(ハードディスク)でバックアップを取っていなかったのだ。仕事でまだ納品していないデータもすべて吹っ飛んでしまった。「万事休す……!」と絶望的な気持ちになったが、そのとき思い出したのが、何年もお金を払うだけで使っていなかった「Backblaze」(バックブレイズ)というクラウドサービス。最悪の事態にならないためには、日頃の備えが何より大事。今回はできるだけ安く確実に、クラウドで大事なデータのバックアップを取り、困ったときに復旧する方法を紹介する。

ChatGPTの独走で始まった生成AIブームだが、今年はGoogleの「Gemini」やAnthropicの「Claude」など各社どこも進化が止まらない状況だ。自然と複数の生成AIを使い比べることになるが、最新モデルは有料プランでないと使えないことが多いので、どの生成AIを契約するか迷っている、という人も多いのでは。そんな人に使ってほしいのが今回紹介する「天秤AI」。なんと、ChatGPT-4oもClaude 3.5 SonnetもGemini 1.5 Proも、各社の最新モデルがすべて無料で、一括で使えるというとんでもなく太っ腹なサービスなのである。

前回、Anthropicのテキスト生成AI「Claude 3」を紹介し“「テキスト生成AIといえばChatGPT」という状況が終わったかもしれない”と書いたところ、あちこちから「Claude 3はそんなにすごいですか」「ChatGPTとClaude 3を比較してほしい」という反響があった。この5月、OpenAIもAnthropicはそれぞれ、生成AIの新しい機能追加を発表。無料プランで使える機能も増えている。本記事ではその最新情報を整理しつつ、ChatGPTとClaude3を比較し、両方を使ってみた感想をお伝えする。

「テキスト生成AIといえばChatGPT」という状況が終わったかもしれない。3月に、Anthropic(アンスロピック)から最新のテキスト生成AI「Claude 3」(クロードスリー)が登場したからだ。ChatGPTに勝るとも劣らない性能の賢いAIで、ChatGPTよりも格段に長いテキストを扱うことができるClaude 3。どんなことができて、どんな性能なのか、実際に試してみた。

WordやPowerPoint、ExcelといったマイクロソフトのOfficeスイートに生成AIが組み込まれた「Microsoft365 Copilot」。具体的に何ができて、どれくらい使えるモノなのか、実際に試した上での正直なレビューをお届けする。前編はWord、PowerPoint、Excel×Copilotで何ができるかを紹介したが、後編はTeams、Outlook、OneNoteでCopilotを使ってみる。先に一言だけ感想を伝えると、「前回とはかなり違う、使える」という印象だ。

WordやPowerPoint、ExcelといったマイクロソフトのOfficeスイートに生成AIが組み込まれた「Microsoft365 Copilot」。2023年3月に発表され注目を集めていたが、いよいよ個人や中小企業でも利用できるようになった。月30ドルから使えると発表されていたが、筆者は年間約5万円で契約することに。実際、どれくらい使えるモノなのか、ChatGPTの有料版を使うのとどちらがオススメなのか、正直なレビューをお届けする。

2023年、数カ月おきに大幅な機能追加を繰り返してきたChatGPT。3月23日、OpenAIが有料版のChatGPT Plusユーザーに向けてプラグイン機能をリリースしたときに、筆者の知る限り、日本企業では最速の5月6日から「食べログ」プラグインを提供開始したのがカカクコムだった。その後も同社は、食べログ関連だけでも「食べログAIチャット(β)」やPR文生成AI「食べロボくん」、プログラマ向けの「GitHub Copilot」など、さまざまな形でGPTを使い倒している。今回は、食べログに関するシステムの責任者であり、生成AIプロジェクトのまとめ役でもあるカカクコム 執行役員 食べログシステム本部長 京和崇行氏に、カカクコムがどんな形でChatGPTに取り組んでいるのか取材した。

第12回
もはや別物…ChatGPTが半年前からメガ進化!自分専用「GPTs」が画期的すぎてビックリ
すさまじい勢いで進化し続けるChatGPT。使えるGPT自体がアップデートされたり、扱える文字数が増えたりしているが、11月に大幅な機能追加が行われた。中でも目玉といえるのが、自分専用にカスタマイズしたチャットボットを作れる「GPTs」機能である。UIも新しくなったので、現時点でChatGPTがどうなっているのか、最新の機能とUIを紹介したい。

ChatGPTを筆頭に、誰でも使える技術としてすっかり身近になった生成AI。この連載では、生成AIを実際の業務に活用している企業に取材を行い、どのように導入・利用しているのかを詳しく取材していく。9月末に発売された『生成AI導入の教科書』(ワン・パブリッシング)は、企業が生成AIを導入、活用するためのヒントやコツについてまとめた書籍だ。実はこの本、原稿約11万字のうち7~8割に当たる文章がテキスト生成AI「ChatGPT」を利用して執筆されている。編集に要する時間も大幅に削減でき、通常同社では書籍の企画から発売まで半年~1年かかるところを、わずか3カ月弱で発売に漕ぎ着けた。さらに、この本の最後の章には8本のインタビューが載っているのだが、午前中に取材を行い、15時頃には原稿提出というスピード感だったそうだ。どうしたら、そんなスピードでインタビュー記事を書き上げることができるのか? その秘密も聞いてきた。

#13
ChatGPTがよく分からない。登録したけどうまく使えない――。そんなあなたも、この記事を読めば大丈夫。基本操作をきちんと確認して、履歴の活用や共有など各種の便利機能をしっかりと理解。ChatGPTを使い倒そう。

#11
AIを使いこなす入り口に、まずは立ってみよう。普通の日本語をプロンプト(指示文)として入力するだけで、瞬時に回答してくれるChatGPT。うまく活用すれば業務効率の大幅な改善が期待できる。超入門講座で最低限押さえておきたい基本を身に付けよう。

#15
異なるアプリケーション同士を接続して自動化できるツールが「Zapier(ザピアー)」だ。ChatGPTを含む5000以上のサービスに対応している。ZapierとChatGPTをつなぎ、複数のソフトにまたがる業務を自動化する方法を紹介する。

#14
ChatGPTは単体でも有益だが、他のソフトと組み合わせるとさらなる威力を発揮する。ここでは、ExcelとChatGPTを連携して使う方法を解説しよう。Excelだけではできなかったことが、ChatGPTと組み合わせることでできるようになる。

#3
ChatGPTはあなたが自由に使えるアルバイト、あるいは秘書のようなものだ。「ChatGPTがどんなものかよく分からない」という人はまずは自分の仕事をChatGPTに手伝わせてみよう。ここではChatGPTを使って「メールの代筆」「旅行のプランニング」をする方法を実演する。

#2
ChatGPTはあなたの秘書のようなものだ。まずは自分の仕事をChatGPTに手伝ってもらうと、便利さを実感するはず。ChatGPTを使って「プレゼンの資料作りを手伝ってもらう」「日報を決まった形式で書く」「キャッチコピーを考えさせる」方法を解説しよう。
