トランプ米政権がベネズエラ産原油への禁輸措置を強化し、複数の石油タンカーを拿捕(だほ)していることは、西半球で足場を築こうとする敵対国をけん制し、中南米における米国の影響力を高めることが狙いだ。米当局者らが指摘する。米国は7日、ベネズエラに関連する石油タンカー2隻を拿捕した。ここ数週間で拿捕したタンカーは計4隻に上り、米国はベネズエラ暫定政府に対する影響力を高めていると、米政権関係者は指摘する。こうした動きからは、ベネズエラ政府と連携したり、米国の制裁を無視したりすべきではないという、ロシア、中国、イランに向けたシグナルも透ける。米国を中南米地域の支配的な勢力にすることを目指す、トランプ政権の「ドンロー主義」をエスカレートさせるものだ。