渋沢栄一、武藤山治、松下幸之助、小林一三、孫正義……。彼らの経営者としての功績は、単に会社を大きくしたことにとどまりません。「会社は何のためにあるのか」「より良い経営とは何か」「日本に合った会社の形とは何か」――。そうした問いに対し、自らの判断や行動を通じて答えを示し、それを社会に実装していった人たちでした。その積み重ねの先に、いま私たちが当たり前だと思っている日本の企業の姿や、働き方、組織の常識が形づくられてきました。本連載では、いまの日本企業の形を決めてきた経営者たちを取り上げ、彼らが何を信じ、何を壊し、どんな決断を下してきたのか、そこにあった思想と、時に乱暴とも言える実装の両面を描き出します。
