米政府高官らは、シリア軍によるクルド人勢力への新たな攻勢について、米国が支援するクルド人主導の民兵組織「シリア民主軍(SDF)」に対する広範な軍事作戦へと拡大する可能性を懸念している。こうした事態はシリアの不安定化を招き、過激派組織「イスラム国」(IS)掃討作戦における米国の重要な安全保障パートナーである両者の分断をさらに深める恐れがある。シリア軍作戦司令部は16日夜、アレッポ西部のデイル・ハフェルで、SDFと同盟関係にあるクルド人勢力を攻撃していると発表した。シリア軍は数日前から同地域の軍事力を増強していた。SDFは現地時間の深夜過ぎ、紛争の仲介を担う外国勢力からの呼びかけを受け、同地域から撤退することで誠意を示すと表明した。