◆「江戸時代の知恵」がAIに勝つ? 世界が認めた日本発祥の投資術・ローソク足に隠された“不変の真理”
投資歴70年 資産25億円――【プロの儲かる知識を簡単インストール】人生、もう詰んだ……40歳、しがないサラリーマン。月1万5000円の小遣いを握りしめ、毎日通勤する日々だ。増えない給料、重くのしかかる住宅ローンと教育費。冷え切った家庭に、もはや自分の居場所はない。そんな人生のどん底の状況で拾った、1冊の古びた手帳。それが投資歴70年、資産25億円を築いた89歳現役トレーダー・シゲルさんとの奇跡的な出会いだった。お金、仕事、家庭……すべてに絶望した崖っぷちの男が“投資の神様”から授かった「世界一のお金と人生の授業」とは?“小説形式”だからスラスラ読めてドンドンわかる話題の書『89歳、現役トレーダー 大富豪シゲルさんの教え』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものをお送りする。答えはすべて、この物語にある。
写真:川瀬典子
世界が認めた「ローソク足」は日本発祥?
江戸時代から続く“本物”の知恵
➊天下のアキンドが編み出した「勝つための技術」
ある日、シゲルさんは株価チャートを見つめる「僕」に、意外な事実を口にしました。
「ローソク足は世界中で使われてるけどな、考え出したのは日本人なんや。江戸時代、大坂の米相場で大儲けした本間宗久が発案したという説もある。明治時代には定着してたみたいやな。少なくともワシが投資をはじめたころには、当たり前のように使われてたわ」
「江戸時代って……めちゃくちゃ歴史あるじゃないですか。そんな昔の知恵が、いまでも世界中で使われてるって、すごすぎません?」
現在、ウォール街をはじめとする世界の金融センターで「Candlestick Chart」として使われているこの技術。その起源は、江戸時代の「大坂・堂島の米相場」にあります。当時、米の価格変動を予測することは、莫大な富を築くか、破産するかを分ける死活問題でした。その中で、稀代の相場師・本間宗久(ほんまそうきゅう)らが体系化したとされるのが、このローソク足の原点です。
❷新しいものが正しいとは限らない
「僕」がその歴史の長さに驚いていると、シゲルさんは投資家にとって非常に重要なマインドセットを教えてくれました。
「せやから“本物”なんや。投資の世界では、新しいもんがいつも正しいとは限らへん。長く使われてるもんには理由があるんや」
シゲルさんが画面を指さす。そこに表示されたローソク足チャートを見ながら、僕は感心しきりだった。そんな歴史ある技術を、目の前の老人は自在に使いこなしている。
【投資家への学び】
現代には、AIによる予測ツールや複雑な数学を用いた新しいインジケーターが次々と登場しています。しかし、シゲルさんが言うように、「長く使い続けられている道具」には、それだけの理由(優位性)があります。何百年もの間、数え切れないほどの相場師たちが実戦で検証し、淘汰されずに残った技術。それがローソク足なのです。
➌変わらないのは「人間の心理」
なぜ、江戸時代の技術が現代のスマホ・PC時代でも通用するのでしょうか? それは、相場を動かしているのが結局は「人間」だからです。
●「損をしたくない」という恐怖
ローソク足の形(大陽線、上ヒゲ、十字線など)は、こうした投資家心理を視覚化したものです。江戸時代の米商人たちが感じた「焦り」や「歓喜」と、現代の私たちがスマホ画面を見て感じる感情に、根本的な違いはありません。だからこそ、過去のチャートパターンは、未来の相場でも繰り返されるのです。
ローソク足を極めてみる?
もしあなたが、「どのテクニカル分析を勉強すればいいかわからない」と迷っているなら、まずはこの「日本が生んだ世界標準」であるローソク足を極めてみてください。
流行り廃りのある最新手法に飛びつく前に、江戸時代から続く「本物」の知恵を身につけること。それが、長く相場の世界で生き残るための一番の近道かもしれません。
※本稿は、『89歳、現役トレーダー 大富豪シゲルさんの教え』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。











