なぜ超一流は「30点でも即出す」のか? 仕事で本当に大切なこと
戦略コンサルやシリコンバレーの経営者、MBAホルダーには、共通点があった。「伝える内容を1つに絞り、1メッセージで伝えて、人を動かす」ということ。プレゼン・会議・資料作成・面接・フィードバックなど幅広い場面で成果を上げるノウハウをまとめた書籍『1メッセージ 究極にシンプルな伝え方』から一部抜粋して紹介する。
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意見をするときに“正しさ”よりも大切なこととは?
まわりから高く評価されていて、まわりから“超一流”などと思われている人がいる。そのような人の多くが、意見をするときに、その意見の“正しさ”よりも大切にしていることがある。
意見の“正しさ”よりも、意見の“スピード”を大切にする
そのような人の多くが意見の“正しさ”よりも大切にしているのは、意見の“スピード”だ。仕事では、ほとんどの問題は、やってみるまでは答えはわからない。もっと言うと、問題によっては、やってみてもなんとなくしか答えはわからなかったりする。
このため、仕事において、意見の“正しさ”など、やる前にはどこまでいってもわからないし、証明もできない。それにもかかわらず、長い時間をかけて“正しさ”を追い求めてデータを集めたり、“正しさ”がわからないからと意見するのを逡巡したりするのは、問題解決のためというよりも、自分が否定されることから自分を守っているだけだ。そのように問題解決よりも自分を守ることを優先している人の意見には、まわりは耳を傾けようとは思わないし、そのような人は問題解決ができないので結果が出ず、どんどん評価されなくなっていく。
意見の“スピード”が大切な理由
やってみないと答えがわからない問題だからこそ、自分なりに考えた仮の答えをとっとと意見として共有し、その仮の答えに基づいてとっととやってみることが大事なのだ。
試験で100点を一発で取らなくてはいけないと考えると、いつまでも試験を受けられなくなる。逡巡した挙句にやっと受けても60点だったりする。それよりも、30点でも40点でも、それで不合格だとダメ出しされるとしても、とっとと自分なりに考えた仮の答えをさらけ出して試験を受け、とっとと失敗して反省し、その解き直しから学び、その学びを活かして軌道修正していければ、80点をとれたりする。そして、その方が辿り着くのも圧倒的に早かったりもする。
だからこそ、答えがわからない問題を議論する場では、意見の“正しさ”よりも、意見の“スピード”が大切なのだ。そして、意見の“スピード”を重視する人は、より早く結果を出せ、まわりからより高く評価されていたりするのだ。
自分のためではなく、問題解決のために意見をしよう
意見の“正しさ”を追い求めてしまうのは、自分が否定されないように自分を守ろうと、自分のために意見しようとしているからだ。それよりも、問題解決のために意見をしようと考えてみよう。そう考えることで、意見の“正しさ”よりも、意見の“スピード”を選べるはずだ。そして、その方がより早く問題解決につながるため、まわりからもより高く評価され、結局は自分のためにもなったりするのだ。
たかが意見のスピード、されど意見のスピード。そのスピード次第で、自分のために意見をしている人なのか、問題解決のために意見をしている人なのか、まわりからの評価が変わったりもするのだ。
(本原稿は『1メッセージ 究極にシンプルな伝え方』を一部抜粋・加筆したものです)









