米オープンAIの製品・ビジネス部門責任者であるフィジー・シモ氏が数週間の医療休暇を取得することが明らかになった。同社が経営体制を刷新し、新規株式公開(IPO)に向けて準備を進める中での離脱となる。シモ氏は社内スタッフ向けのメモで、神経免疫疾患が悪化したと説明した。同氏は昨年8月に就任して以来、職務に集中するため医療検査や新たな治療を先送りにしてきたという。同氏は「少し無理をしすぎたことが今になって明らかになった。体調を安定させるために新たな治療を試す必要がある」と記した。シモ氏の休職は、AI開発競争の重要な局面での出来事となる。オープンAIは競合の米アンソロピックに法人顧客獲得競争で後れを取っており、シモ氏は巻き返しを図るべく経営資源を再配分させる取り組みを指揮してきた。計画の一環として、オープンAIは対話型AI「チャットGPT」と新たなコーディングツール「コーデックス」を統合した新たな「スーパーアプリ」の開発を進めている。