世界の共産主義の短い歴史の中で、北朝鮮は常に孤高を保ってきた。スターリンの君臨したソビエト連邦(ソ連)は消滅した。毛沢東の率いた中国は自由化し、世界経済の中に自国を組み込んだ。だが、北朝鮮は違う。第2次世界大戦後の80年間、旧ソ連圏の国々の中でも独自の道を切り開き、建国の父、金日成(キム・イルソン)氏の下で最初につくった枠組みをほぼ崩さずに存続している唯一の国となった。現在、北朝鮮はかつてないほど強力になっている。自ら選んだ孤立の中で、核抑止力を強化し、米本土をも攻撃可能な大陸間弾道ミサイル(ICBM)の保有数を大幅に増やし、外部からの攻撃に実質的に耐えうるようにした。長年の友好国であるベネズエラ、イラン、キューバが、ドナルド・トランプ米大統領によって瀬戸際に追い込まれているのとは対照的だ。
【エッセー】北朝鮮世襲体制の揺るがぬパワー、その驚くべき起源
個人崇拝を通じて築かれた強固な「金王朝」には米国のキリスト教の紛れもない痕跡が
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