Photo:UCG/gettyimages
減量薬分野での競争が激化する中、同分野をけん引する米製薬大手 イーライリリー の株価は、一部の投資家の間で割高感が意識され始めている。
減量薬の価格は下落しており、リリーの経口投与の新たな肥満症治療薬「ファウンダヨ」の米国での初期の処方動向は、好調な滑り出しを示唆するものではなかった。こうした背景から、先週の決算発表を控えて株価は急落した。昨年秋に時価総額1兆ドルに達した同社にとって、投資家が疑念を示すまれな局面だった。
しかし、懐疑派は見るべき点を誤っていた。減量市場で最も急成長している部分――そして、競合するデンマーク製薬大手 ノボノルディスク とリリーの両社にとって、おそらく最も過小評価されている成長要因――は米国外にある。世界の肥満人口は10億人を超えており、現時点で両社が治療しているのはその2%にも満たない。
ノボノルディスクは6日、米国で経口タイプの「ウゴービ」の普及が好調で、現在100万人以上が同薬を服用していると発表した。だが、より顕著な成長は、同薬がまだ発売されていない市場で見られた。ノボの米国外での肥満治療薬の売上高は第1四半期に44%増加した。これに対し、より成熟した米国市場での売上高の伸びは9%にとどまった。








