「自分は薄味派だから大丈夫」その主観、実は危険かも? ビジネスや投資と同じく、脳の寿命を延ばす健康マネジメントも「現状把握」と「数値の可視化」が鉄則です。本記事では、隠れた塩分をあぶり出す3つの簡単ノウハウや、リアルな摂取量がわかる科学的な「24時間蓄尿検査」を解説。生涯最大の資産ともいえる「脳の健康」を守るため、今日から食事の“数値管理”を始めてみませんか?

【脳の専門医が教える】脳のパフォーマンスを下げるNG習慣ワースト1…血管を守る「3日間の見える化」とは?Photo: Adobe Stock

自身の「塩分」を可視化せよ!
成果を最大化する健康マネジメントの極意

ビジネスや投資において、成果を出すための鉄則は「現状把握」から始めることです。財務状況や市場のデータを正確に把握しなければ、適切な戦略は立てられません。

これは私たちのパフォーマンスを左右する「脳の健康」にとっても全く同じことが言えます。現代人の脳を脅かす最大の敵である高血圧を防ぐには、まず自分が日々どれだけの塩分を摂取しているかを正しく知る必要があります。

日常の数値を可視化する3つのノウハウ

多くの人は「自分は薄味派だから大丈夫」と考えがちですが、感覚だけに頼る現状把握は危険です。まずは身近なデータ集めから始めましょう。

まずは自分がいま、どれだけの塩分を摂っているかを『知る』ことからはじめましょう。
◯コンビニやスーパーで食品の『栄養成分表示』をチェック
◯外食の際は、ウェブサイトで塩分量をチェック
◯食材や調味料の正確な値は、文部科学省の食品成分データベースで検索。
――『脳の専門医が教える 100歳までボケない脳』より

日々の支出を管理するように、口にするものの塩分量をチェックする習慣を身につけることが最初のステップです。

特に加工食品や外食には、想像以上の塩分が隠されています。公的なデータベースなどのツールを活用し、まずは3日間だけでも「塩分の見える化」にトライしてみるのがおすすめです。

客観的なデータを得る「24時間蓄尿検査」

自分の食事習慣をより科学的かつ厳密に分析したい場合は、医療機関の力を借りるのも賢い選択です。

より厳密に知りたい場合は、循環器内科で『24時間蓄尿検査』を受けることもできます。これは尿中に排泄されたナトリウム量から、あなたの正確な塩分摂取量を推定する検査です(医師の判断により健康保険が適用されます)。
――『脳の専門医が教える 100歳までボケない脳』より

自己申告の記録では、どうしても無意識に数値を甘く見積もってしまいがちです。しかし、この検査を受ければ、身体が排泄したリアルな数値として塩分摂取量が算出されます。

主観を排除し、確かなデータに基づいて健康戦略を立てるために、非常に有効なアプローチと言えます。

「脳の寿命」を守る戦いは今日から始まる

脳の血管を健康に保ち、高い思考力や判断力を維持し続けることは、生涯にわたる最大の資産運用です。

脳の寿命を決めるのは、日々の食卓に隠された『塩分』との戦いでもあります。今日から、その戦いをはじめてみませんか?
――『脳の専門医が教える 100歳までボケない脳』より

塩分マネジメントは、明日から突然完璧にできるものではありません。しかし、今日買うお弁当の裏面を見る、その一歩から未来の脳は変わり始めます。

まずは目の前の食事の「数値」に関心を持つことから、新たな投資を始めてみませんか?

※本稿は『脳の専門医が教える 100歳までボケない脳』(ダイヤモンド社)をもとに編集したものです。