◆100歳まで頭がクリアな人との決定的な違い…認知症を防ぐ「お掃除スイッチ」のカンタンな入れ方
「人の名前が出てこない」「今やろうとしたことを忘れた」――そんな日常の些細な物忘れは、もしかすると脳からのSOSかもしれません。『脳の専門医が教える 100歳までボケない脳』(ダイヤモンド社)は、7000人の脳を診察し、3000本以上の論文を読破した専門医が「一生ボケない脳のつくり方」を徹底解説した1冊。カギとなるのは、脳の免疫細胞「ミクログリア」。生活習慣の乱れによってミクログリアが暴走すると、認知症の引き金になる一方、上手に味方につければ、いつまでも若々しい記憶力を保つことができるのです。難しいトレーニングは必要ありません。【血圧】【食事】【睡眠】【速歩】【呼吸】【お酒】という毎日の生活を見直すだけの6つの習慣術で、100歳まで健やかな脳を育てていきましょう。
※本稿は、『脳の専門医が教える 100歳までボケない脳』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

【脳の専門医が教える】なぜ認知症になるのか?「お掃除力」を上げて100歳までクリアな脳を保つ方法Photo: Adobe Stock

記憶と身体の自由を奪い去る「静かなる侵入者」

パーキンソン病は「αシヌクレイン」、そして認知症の約7割を占めるアルツハイマー型認知症は「アミロイドβ」という、有害な“悪玉タンパク質”が脳に蓄積することで発症します。

ミクログリアは、これら脳の機能を蝕む「ゴミ」を日々休むことなく見つけ出し、「食べて」掃除してくれています。では、もしこのミクログリアの“お掃除力”が衰えてしまったら……?

清掃システムの崩壊から始まる「終わりの見えない悲劇」

想像に難くありません。αシヌクレインやアミロイドβといった「脳のゴミ」は行き場を失い、脳内に次々と蓄積していきます。やがて脳は「ゴミ屋敷」と化して、大切な神経細胞は正常に働くことができなくなるのです。

これが、パーキンソン病やアルツハイマー型認知症が発症し、あなたの健康寿命が奪われてしまうメカニズムです。

常識を覆すアプローチが、生涯現役の扉を開く

平均寿命を軽やかに超え、100歳を超えてもクリアな頭脳と健やかな身体で人生を最後まで楽しむ。そのカギは、従来の主役であった神経細胞だけに注目していたのでは見つかりません。

その神経細胞を守るミクログリアをいかに元気にするか。それこそが、あなたの未来の健康をデザインする、最大のポイントなのです。