同じ東大生からも優秀すぎて「宇宙人」と尊敬される、定員約100人のレア集団、東大理三の謎に包まれた実態を、教育ジャーナリスト・庄村敦子が取材。本連載では、普通の大学生とはまるで違う学生生活、恋愛、家庭環境、お金の話などに加え、天才すぎて凡人には理解不能な奇人変人エピソード満載。激レアな天才たちの頭の中、人物像、おいたち、卒業後の進路など徹底解剖!(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・中村直子)
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理三の合格最低点が、理二の合格最高点を上回る年もある
コロナ禍前は、東大の合格発表日の午前中に、本郷キャンパスで記者会見が行われていました(現在はオンラインで実施)。
私も何度か出席しましたが、ある年は理二の合格最高点よりも理三の合格最低点のほうが高かったのです。
「理二と理三の試験問題は違うのですか?」
質疑応答の時間、あまりの合格点の差に、こう質問した記者がいました。
「同じです」という教授の言葉が、その記者に衝撃を与えたようです。
東大が公表した2次試験の「合格者成績」(2026年)を小数第2位で四捨五入した数字で表を作成しました。
理系の2次試験の科目は英語、数学、国語、理科で、合計点は440点。文科と理科では問題と配点が異なります。大学入学共通テスト(以下、共通テスト)の点数は1000点満点を110点満点に圧縮し、550点満点になります。理三の合格者最高点は453.6点、平均点は377.8点。
これに対して、理一の最高点は443.3点、平均点は332.1点。理二の最高点は396.9点、平均点は326.5点。最高点も平均点も理一、理二に大差をつけています。

理系の合格最高点は年によって、理三より理一のほうが高いことがあります。数学オリンピックや物理オリンピックなどのメダリストが理一を受けることがあるからです。しかし、合格者平均点は、安定して理三がいちばん高いです。
(本記事は、書籍『東大理三の世界 日本一の天才集団にみた謎すぎる生態』の一部を抜粋・編集したものです)





