3男1女全員を国内最難関の東京大学理科三類(医学部)に合格させた『東大に入るお金と時間の使い方』の著者・佐藤亮子ママ。生まれて間もない0歳の頃から、18歳の大学入学までを全力でサポートするため、「お金」も「時間」も惜しまなかった。受験でなにより貴重なのは「時間」。時間を最大限活用するためには「お金」を惜しまない。子どもの将来を決めるのは、親の「お金」と「時間」の使い方と断言する佐藤ママが、これまで語ってこなかった「東大とお金」について、その秘密を公開!
小学校入学までに読み書き・計算を覚えさせる
「ひらがな」「カタカナ」「数字」「1桁の足し算」「九九」は、小学校入学前にできるようにしておきました。
どれも小学校に入ってから習うものばかりですが、どうせやらなければならないものですから、前もってじっくり時間をかけて身につけさせたのです。
私が子どものころは、小学校入学時には「自分のお名前をひらがなで書けたらいい」といわれていましたが、もう時代は変わっています。
いまは小学校入学時点で、自分の名前を漢字で書けて当然ですから、古い感覚のままでは子どもが出遅れてしまい苦労します。
「ひらがなの読み書きは小学校で教えてくれるのだから、入学前には別にやらなくていい」などと親が漠然と考えてしまうと、すでにひらがなを習得している子どもたちにわが子が交じることになります。
そこで劣等感を抱かせないためにも、「ひらがな」「カタカナ」「数字」「1桁の足し算」「九九」は、幼児教室や通信教育、市販のワークブックなどで、できるだけ早めに習得させておいたほうがいいです。
これらを習得したうえで小学校に入学すれば、授業も楽しく受けられます。
そのぶん、心にも余裕が生まれるので、前向きに勉強に取り組めるようになります。
入学早々、劣等感を持たせてしまうのはかわいそうですし、小学校生活を気持ちよくスタートさせてあげるためにも、親が先手を打っておく必要があるのです。