渋谷の街で思い知った“ある難しさ”
自信満々で渋谷の繁華街・道玄坂へと向かったリョウジさんを待っていたのは、意外な結末でした。
「これなら売れるはずだ」。そう思って意気揚々と渋谷の道玄坂に立ちました。しかし、私は、どうしてもそれが売れませんでした。道玄坂に軒を連ねる店を1軒1軒回るのですが、どんなに頑張っても、言葉が喉に張り付いて出てこないのです。
――『「株ノート」で60歳から1億円 92歳現役投資家リョウジさんの超★シンプル投資術』より
――『「株ノート」で60歳から1億円 92歳現役投資家リョウジさんの超★シンプル投資術』より
素晴らしい商品を作れたとしても、それを相手に届ける最後の一歩が踏み出せなかったのです。その原因は、他でもない自分自身の心の中にありました。
「袋を、買ってください」このたった一言が、どうしても声になりませんでした。幼いながらも、「人に頭を下げて頼む」ことへの恥ずかしさ、気後れする気持ちが勝ってしまうのです。
――『「株ノート」で60歳から1億円 92歳現役投資家リョウジさんの超★シンプル投資術』より
――『「株ノート」で60歳から1億円 92歳現役投資家リョウジさんの超★シンプル投資術』より
投資やビジネスにおいて最大の障壁となり得るのは、「自分自身のプライドや羞恥心」です。自分の非を認めて損切りができない、人に教えを乞うことができないといった“心のブレーキ”は、資産形成において致命的な弱点となります。
過酷な環境下での挫折と、そこから得た「生きていくためには無駄なプライドを捨て、現実と向き合う強さ必要である」という痛烈な学び。この幼少期の経験が、90代になっても相場に対して常に謙虚に向き合い、冷静に利益を積み上げ続ける強靭な投資家精神の土台となっているのです。





