カルティエの「LOVEブレスレット」は、高級ブランドセクターで株主に最高のリターンをもたらす商品として、エルメスのハンドバッグ「バーキン」に取って代わろうとしているのだろうか。いい時も悪い時も売上高を拡大できる企業を探し求める投資家にとって、エルメスは長年にわたり定番の選択肢だった。「バーキン」への需要が尽きないように見えたからだ。だが、エルメスは最近、いつになく低迷している。一方、カルティエの親会社であるリシュモンの売上高は約18カ月にわたって好調に推移している。それでも、エルメスにはまだ優位点がある。「バーキン」の中古品にはいまだに新品の小売価格を上回る値がついている。それは、エルメスの主力ブランドが魅力を失いつつあるという投資家の懸念が行き過ぎであることを示唆している。