サッカー・ワールドカップ(W杯)の観戦客が今夏、米国に押し寄せて売り場の広さに目を見張り、無料の試食を堪能する前から、会員制倉庫型量販店コストコのこの1年は映画の中のようににぎやかだった。プロフットボールNFLの優勝チームを決定するスーパーボウルや春節(旧正月)用の商品をインフルエンサーが紹介するといった予測しやすい風物詩以外にも、コストコでの夜のデートや、店内でのサプライズ誕生日パーティー、プロポーズ、コストコをテーマにしたホームパーティーなどの動画が、TikTok(ティックトック)やインスタグラムに登場した。謝肉祭(カーニバル)のマルディグラが最も盛り上がる日はアラバマ州の店舗で地元のブラスバンドが演奏し、米メジャーリーグベースボール(MLB)のシーズンが開幕すると、コロラド・ロッキーズの勇ましいファンがクアーズ・フィールドにコストコのロティサリーチキンを1羽丸ごと持ち込み、スタジアムで頬張った。