森下洋子が初めてバレエシューズに足を入れたのは3歳の時だった。それから75年を経た今も、森下は舞台に立ち続けている。12月に78歳を迎える森下は、日本の伝統ある松山バレエ団のプリマバレリーナだ。日本で最も称賛されるダンサーの一人であり、ソ連出身のルドルフ・ヌレエフとは200回共演し、英国のマーゴ・フォンテインとも共演しツアーを行った。現在も過酷な主役を務める世界最年長のバレリーナである彼女は、今年1月に「白鳥の湖」でオデットと黒鳥オディールを演じ、5月には「コッペリア」に出演した。現在は11月に予定されている「くるみ割り人形」のクララ役に向けて稽古を重ねている。彼女はこの役を45年間にわたり演じ続けてきた。