ナイキの「エアジョーダン」の時代が終わり、アシックスのダッドスニーカー(父親が履くようなボリューム感のあるスニーカー)の時代がやって来た。米スポーツ用品大手ナイキは、日本の同業アシックスとのファッション競争に敗北しつつある。だが、アシックスにとってそれはリスクをはらんだ勝利、ナイキにとっては静かなる勝利となるかもしれない。ランニング人気の高まりを背景に、ランナーの支持を集めるアシックスの株は急上昇している。株価は過去3年間で4倍以上に跳ね上がり、スニーカー関連銘柄の中でずば抜けてパフォーマンスが良好だ。ナイキは「エアジョーダン1」「エアフォース1」「ダンク」といった人気の「ライフスタイルスニーカー」に長らく依存し過ぎた結果、ランニング用で後れを取った。スニーカー関連銘柄では最もパフォーマンスが悪く、同期間に62%下落した。