実年齢より若く見られる人もいれば、逆に老けてみられる人もいます。その見た目印象を決めているのはどこでしょうか?また、若々しく見せるにはどうすればいいのか、骨格レベルから体型を変えるユミコアを主宰する、49歳57kgのトレーナーYumicoに聞いてみました。(監修:理学療法士・Mizuho)

老けて見えるのは、姿勢が悪いから!

XdayPhoto: Adobe Stock

下腹が出る、背中にハミ肉ができる、肩コリやむくみが常態化して首が太く短くなる、顔が大きくなる……。
こうしたボディラインの崩れを「歳のせいだから仕方ない」と思っていませんか?

実は、これらの悩みのほとんどは、年齢によるものではありません。体の土台である「骨格」がゆがんでいることが本当の原因。そして、骨格のゆがみは、普段の姿勢の積み重ねからくるものです。

たとえばデスクワークのとき、背中や腰を丸めて座っていませんか?
背中や腰を丸めていると、筋肉が伸ばされたままガチガチに固まるので、背骨や肩甲骨の動きが悪くなり、「猫背」になります。猫背でいると、首や肩がこる、頭痛がする、顔がたるむ、バストがたれるなど、いいことはひとつもありません。

ほかにも、長時間うつむいてスマホを見る=首が前に出る・顔が大きくなる、脚を組んで座る=骨盤がずれる、荷物を片側で持つ=肩が前に出てしまう……というように、日常で無意識にとっている姿勢すべてが、骨格のゆがみの原因! それが続けば、老け見え体型の完成です。

しかも、姿勢が悪いと、呼吸が浅くなる、血行が悪くなる、代謝が悪くなるなど、見た目だけでなく、健康面にもよくありません。老けて見えるうえに、不調まで……まさに、悪い姿勢は百害あって一利なし!なのです。

姿勢をよくするために! ほぐすといい意外な場所

猫背はよくない、姿勢を正すべき、と、これまでこの連載でもお伝えしてきましたし、いろいろなところで言われていますから、どなたも一度くらいは正しい姿勢を意識したことがあると思います。

とはいえ、良い姿勢をとる、さらに長時間キープするのはイメージするよりも難しく、「そもそも、よい姿勢をとることさえできない……」という人が多いのも事実。
そういう人は、姿勢を正すのに重要な背骨の動きが悪い、あるいはかたく固まりすぎていて、動かせないことが原因です。

背骨や胸椎、肩甲骨まわりは固まりやすく、そもそも動かせない人や、良い姿勢を意識してもすぐに元の猫背(悪い姿勢)に戻ってしまう、という人が多い部位です。
次に紹介する場所をほぐすことで、ぐっと動きやすくなりますから、ぜひやってみてください。

「実年齢より老けて見える人」の共通点。パッと見で……書籍『ユミコアで-10歳ボディを手に入れる』で紹介されている猫背に効くほぐし

鎖骨をほぐすことで、胸の前の筋膜や筋肉の癒着をとって胸を開きやすくし、背骨を動きやすくします。

◯STEP 1
腕を横に伸ばし、手のひらを上にします。反対の手のこぶしで。鎖骨のまわりをほぐしましょう。

◯STEP 2伸ばした腕を、鎖骨で大きく円を描くように回しながらほぐします。肩から腕を回すことで胸が開きやすくなり、巻き肩の改善にもなります。

左右、各5~10回くらいが目安です。

鎖骨のつまりが解消され、頭を後ろに引きやすくなり、背骨を動かしやすくなっていると思います。
肩や首のこりもスッキリして気持ちがいいですし、良い姿勢を楽にとれるようになるので、ぜひ気がついた時にやってみてくださいね。

若々しさを決めているのは、姿勢です。
姿勢だけでパッと見の印象は10歳近く変わりますし、姿勢が悪いと骨格がゆがむだけでなく、実際以上に太って見えたり、老けて見えたりしてしまいます。ぜひ改善してみてくださいね!

監修:Mizuho
理学療法士・ユミコアトレーナー
国体選手だった祖父、父の影響で幼少期にスピードスケートを始め、大学まで競技に没頭。選手時代の経験から、ケガをしない体の使い方を学ぶために理学療法士の免許を取得。8年間スポーツ分野を中心に理学療法士として活動。ユミコアと出会い、トレーナーの道へ。病院勤務の経験もあり、理学療法士としての深い知識に基づいた効率的な体のつかい方、骨盤底筋の機能改善、姿勢矯正、産前産後のケアを得意とする人気トレーナー。