今聞こえてくるのは、7月の米消費者物価指数(CPI)が前月比0.1%の上昇にとどまったことに落胆する人々のため息だ。米連邦準備制度理事会(FRB)のケビン・ウォーシュ新議長に批判的な向きは、この上昇率がもっと高くなることを期待していた。そうなれば、3カ月前に就任したばかりの同氏のインフレ抑制姿勢の「信頼性」に疑問を呈し続けられるからだ。この信頼性の問題は、中央銀行界とウォール街の主流派が作り上げたものだ。彼らは、FRBが何らかの行動を起こす前に議長がその内容を示唆するという従来の慣例を、ウォーシュ氏が継続することを切に望んでいる。しかしウォーシュ氏は、近年のFRB議長らとは異なり、こうした「フォワードガイダンス」の有用性を信用していない。それは正しい判断だ。同氏は、そのようなガイダンスなしに、2%のインフレ目標を達成することを約束している。論評好きな人々は、FRBが6月と7月に利上げ見送りを決めたことについて、ウォーシュ氏がこうした目標達成に本気でないことを意味していると主張していた。
【社説】ディスインフレ復活、FRB新議長の批判勢力に打撃
7月の米CPI、前月比0.1%上昇にとどまる
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