株で勝つには難しい分析が必要だと思っていませんか? 実は、プロの投資家は全く違う場所に目を向け、“大化け銘柄”のサインをいち早く察知しています。通勤電車や休日の街角など、何気ない日常風景に隠された「先行指標」を見つけ出すための思考法とは? 著書『最後に勝つ投資術【実践バイブル】ゴールドマン・サックスの元トップトレーダーが明かす「株式投資のサバイバル戦略』をベースに、その極意を紐解きます。

【プロも実践】有望な「大化け株」を見つける方法・ベスト1Photo: Adobe Stock

【プロが実践】有望な大化け銘柄は「日常の観察」から見つかる

株式投資で勝つため、複雑な財務分析やチャートの読み取りばかりに気を取られていませんか?

実は、プロの投資家はもっと身近なところに注目し、市場の大きなトレンドをいち早くつかんでいます。

投資のヒントは「生活者の視点」にある

私は日ごろの生活を肌で感じることも大事な情報源としています。生活者(消費者)視点ではやっている商品やサービス、よく目にする広告(CM)などをチェックすることも、かなり投資に活きてくるのです。
――『最後に勝つ投資術【実践バイブル】ゴールドマン・サックスの元トップトレーダーが明かす「株式投資のサバイバル戦略」』より

投資の世界では画面上の数字ばかりを追いかけがちですが、商品やサービスに最終的にお金を払うのは私たち消費者です。

「最近この商品をよく見る」「周りで使う人が増えた」という感覚は、売り上げが決算の数字として表れる前の、立派な「先行指標」になります。

身近な変化から「業績」を推測する

空港やテーマパークの混み具合、百貨店や飲食店の売れ行き、身近な友人や家族が注目していること、若い人が熱中していることなどから、関連する業界の景気や企業の業績を推測したりするわけです。
――『最後に勝つ投資術【実践バイブル】ゴールドマン・サックスの元トップトレーダーが明かす「株式投資のサバイバル戦略」』より

日常の中でアンテナを張る場所は、休日のショッピングや通勤電車、家族との会話など、ごく当たり前の風景の中です。

もし若者の間で流行している新しいアプリがあれば、関連企業に新たなビジネスチャンスが生まれているサインと言えます。

街の様子から「連想ゲーム」を展開する

そうして気をつけて見ていると、街中の人々の行動から気づくことは非常に多いです。例えば、街を歩いていてインバウンド(訪日外国人)の観光客を多く目にしたら、ホテル・小売り・飲食・交通・エンタテインメントなど、インバウンドに関連する銘柄に好影響が及ぶかもしれません。
――著書『最後に勝つ投資術【実践バイブル】ゴールドマン・サックスの元トップトレーダーが明かす「株式投資のサバイバル戦略」』より

ここで重要なノウハウは、目の前の現象から「どの業界・企業が潤うか」を連想ゲームのように広げていくことです。外国人観光客が増えているなら、航空やホテルだけでなく、ドラッグストアでの消費やキャッシュレス決済サービスなどにも波及効果が及ぶでしょう。

特別な分析ツールを持たない個人投資家であっても、「投資家の目」を持って街を歩くことは、プロにも負けない強力な武器となります。今日からぜひ、あなたの肌で感じる変化を、投資のアイデアに変えてみてください。