株式投資に高度なデータ分析は必須? 実はプロのデータにも“死角”は存在します。数字に表れる前の「熱気」や日常の小さな変化。私たちの「五感」が、誰よりも早く市場のトレンドを捉える強力な武器になるのです。著書『最後に勝つ投資術【実践バイブル】ゴールドマン・サックスの元トップトレーダーが明かす「株式投資のサバイバル戦略』をベースに、日常の気づきを投資のヒントに変える思考法に迫ります。
Photo: Adobe Stock
個人投資家が勝つための「五感」を使った銘柄選び
株式投資で利益を上げるには、高度な財務分析や複雑なデータ処理が不可欠だと思い込んでいませんか?
確かにデータは重要ですが、実はもっと身近で、誰にでも使える強力な武器があります。それは、私たちの「感覚」です。
プロのデータ分析にも「死角」は存在する
――『最後に勝つ投資術【実践バイブル】ゴールドマン・サックスの元トップトレーダーが明かす「株式投資のサバイバル戦略」』より
近年、機関投資家などのプロは、クレジットカードの決済履歴やスマートフォンの位置情報といった膨大なデータ(オルタナティブデータ)を分析して投資に活用しています。しかし、どれほど技術が進歩しても、世の中のすべての事象をリアルタイムでデータ化できるわけではありません。
新しくオープンした商業施設の「熱気」や、話題の商品の「勢い」など、現場の空気感はデータとして数字に表れるまでにタイムラグがあります。個人投資家が生活者の視点を持って街を観察することで、プロのデータ分析に先んじて有望な投資テーマを発見できるチャンスが十分にあるのです。
数字よりも「五感」が先行指標になる
――『最後に勝つ投資術【実践バイブル】ゴールドマン・サックスの元トップトレーダーが明かす「株式投資のサバイバル戦略」』より
「いつも行くスーパーの陳列が変わった(視覚)」「街でこの音楽をよく耳にする(聴覚)」「新商品の食感がこれまでにない(触覚・味覚)」といった五感を通じた小さな気づきは、決算書よりも早く世の中の変化を捉える先行指標になります。
ここで身につけたいノウハウは、日常の気づきを「これを作っているのはどの企業か?」「どんな業界に波及するか?」と投資の視点に変換するクセをつけることです。
難解なチャートとにらめっこするだけでなく、日々の生活を楽しみながらアンテナを張ること。それが、ストレスなく投資を続け、市場の大きなトレンドを掴むための秘訣といえるでしょう。





