人類が誇る文明の繁栄は、地球環境から得られる豊かな資源によって支えられている。しかし、自然災害の多発や気候変動が加速する現代において、私たちが当たり前のように享受してきた資源の枯渇は、決して遠い未来の出来事ではない。限りある資源の利用と、生態系を形づくる命の多様性にはどのような関係があるのか『アメリカの中学生が学んでいる 14歳からの生物学』から紐解く。(ダイヤモンド編集局)
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資源の枯渇と生物多様性が抱えるリスク
人類もあらゆる生物と同じく、生態系に頼って生きつづけている。
我々の文明が繁栄しているのは、環境から得られる資源のおかげだ。
そのため資源が枯渇すれば、文明も破滅に直面しかねない。
地球温暖化などの気候変動は、気温に影響を与えて、旱魃・洪水・火災・暴風雪を増加させる。
このような自然災害は、人類が利用する資源を奪いかねない。
生態系では多数の生物種が生きているため、資源が失われたら動植物の生活にも影響がおよびかねない。
それによって個体群が縮小し、生態系における生物種の豊富さ、いわゆる生物多様性が影響を受ける。
生態系の中で生物が繁栄するには、生物多様性が不可欠である。
ある一群の生物が絶滅に向かうと、すべての生物がその影響をこうむることになる。
「再生可能資源」と「再生不能資源」の違い
自然によって速やかに(100年ほどのうちに)再生または補充される天然資源を、再生可能資源という。
再生可能資源には太陽光・風・水などが含まれるが、樹木などの植物もまた、さまざまな用途に使えるし、新たに植えることもできる。
再生不能資源が補充されるまでには長い年月がかかる。
再生不能資源は、石炭や天然ガスなどの化石燃料、あるいは鉱物や金属などの形で存在する。生物多様性を維持するには、資源を効率的に利用しなければならない。
ほとんどの再生不能資源は地中に存在し、長い年月をかけて形成された。
文明の限界と人類に求められる役割
人類は再生不能資源を利用して都市や国家を築いてきた。
しかし再生不能資源の供給量には限りがある。
いずれはそれらの資源が手に入らなくなって、人類は代わりにもっと持続可能な再生可能資源を見つけなければならなくなる。
人類の活動によってほかの生物の生息地が影響を受けると、生物多様性が脅かされかねない。
人類が生物多様性に与える脅威としては、森林伐採・汚染・気候変動などがある。
確かに人類は生物多様性に悪影響を与えているが、逆に生物多様性を高めることもできる。



