体からゴミを捨てる作業は、実は単純な「ゴミ出し」ではない。体内では、必要な栄養を残し、不要なものだけを綺麗に取り除く見事な仕分けが行われている。食べたものの残りかすや、血液中の老廃物はどう処理されているのか。知っているようで知らない「便と尿」ができる驚きの仕組みを『アメリカの中学生が学んでいる 14歳からの生物学』から分かりやすく解説する。(ダイヤモンド編集局)
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うんちの正体
消化管を通る物質は、消化できない残りかすだけになっている。
消化できないその残りかすが大腸に入ると、残っている水分がすべて吸収される。
残った水分が吸収されると、固体の糞便ができる。
糞便は身体から排出しなければならない。
糞便は、もう1つの括約筋である肛門を通って排出され、これで消化のプロセスが完了する。肛門は大腸と体外を隔てている。

尿はどうやってできている?
排出系は、体内から老廃物を取り除くことで、恒常性の維持に役立っている。
広い意味の排出系には、皮膚・肺・腎臓などが含まれる。
過剰な水分や窒素化合物など、細胞の働きによって生成した代謝老廃物は、血液によって腎臓に運ばれ、体内から排出される。

泌尿系は血液を濾過して、代謝老廃物や、過剰な水分および無機塩類を取り除く。
老廃物を含んだ血液は、腎動脈を通って腎臓の中に入る。
腎動脈はネフロンにつながっていて、そこで老廃物が除去される。
ネフロンでは、いったん老廃物が除去された上で、まだ身体にとって有用な水分や栄養分が再吸収される。
吸収されなかった老廃物は、尿として尿管を通って膀胱に送られ、いったん貯蔵される。
そして尿道を通って体外に排出される。
きれいになった血液は腎静脈を通って腎臓から流れ出し、心臓を通って全身に戻る。



