米予測市場運営大手カルシのトレーダーらは8月以降、特定の市場で約100万件の取引をほぼ同規模で行っている。これは異例の取引活動であり、連邦規制当局やトレーダーの注目を集めている。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が公開取引データを分析したところ、暗号資産(仮想通貨)イーサの価格を予測する市場でここ数週間、約5500ドル(約86万6000円)という同一の注文規模に集中した高速取引が、取引全体の3分の1超を占めていたことが分かった。なお、カルシの公開データではトレーダーらの身元は明かされていない。経済的価値のない人工的な取引活動、いわゆる「仮装売買」は商品取引法や証券取引法に違反する可能性がある。カルシは22日に公開したブログ投稿で、仮装売買は「当社の規則で明確に禁止されている」とし、仮装売買の「証拠は見当たらない」と述べた。また、これらの取引は実質的なものであり、こうした注文規模は円滑な取引を確保するためのインセンティブ構造が影響したものだとした。