今年の国連総会では、エスカレーターによる妨害工作(昨年の総会でドナルド・トランプ米大統領が乗ったエスカレーターが突然停止したこと)は起きなかった。トランプ氏が国連総会で行った演説でドラマと言えるような部分はおおむね、イラン政権を「壊滅させる」という脅しの言葉に限定された。その言葉は、われわれとイラン革命防衛隊(IRGC)がそれまでに何度も耳にしていなければ、もっと真実味があっただろう。イラン指導部はその言葉以外では、演説のある部分に注目するだろう。トランプ氏は「われわれは選挙直後にディール(取引)を実現できると思う。なぜなら(イラン側にそれを)拒む理由はないからだ」と話し、「彼らは私が中間選挙でどのような結果を出すかを見守っている。彼らが分かっていないのは、私は出馬しないということだ。(中略)イランに関して言えば、(選挙は)私の念頭に全くない。私の念頭にある唯一のことは、イランに決して核兵器を持たせないことだ」と述べた。
【社説】トランプ氏、国連演説で世界にメッセージ
トランプ氏は、米中間選挙の政治的圧力を頼みにしてもイラン政権が救われることはないと述べている。イランはそれをうのみにするだろうか
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