テレビ東京系『ワールドビジネスサテライト(WBS)』でも話題のちょる子さんの著書『ママ投資家が育休中に1億貯めた株式投資』をもとに、デイトレードの常識を覆す秘訣に迫ります。「信用取引は怖い」は誤解? 初心者が陥りがちな「現物取引の罠」と、メンタルを安定させる独自の戦略とは。育休ママが資産1億円を築き上げた攻めと守りの極意を紐解きます。
イラスト 鳩 さんわ
育休中に1億円を貯めたママ投資家の投資術
株式投資の「デイトレード(デイトレ)」といえば、一般的には常に画面に張り付き、大きなリスクを取る“ネガティブなイメージ”があります。
育休中に株式投資で1億円を貯めたママ投資家は、独自のルールで今も利益を上げています。そこで、個人投資家が知っておくべき「デイトレで勝つための秘訣」を解説します。
現物取引に潜む「機会損失」という罠
デイトレを始める際、「借金になりそうで怖いから現物取引から」と考える人は多いですが、ここにはデイトレ特有の落とし穴があります。
実は、信用取引には、デイトレに欠かせない大きなメリットがあります。現物取引では、一度売買に使った資金を、同じ日のうちに同じ銘柄で再利用することはできません(これを差金決済の禁止といいます)。例えば、A株を買って売った後、その日のうちに「下がったからもう一度買い直そう」と思っても、別の資金がない限り注文すら出せなくなってしまいます。目の前にチャンスがあるのに、資金が拘束されて指をくわえて見ているしかない……あるいは、現物株を売りたくても制限がかかって売れなくなってしまう。デイトレにおいて、これほど恐ろしいリスクはありません。
――『ママ投資家が育休中に1億貯めた株式投資』より
――『ママ投資家が育休中に1億貯めた株式投資』より
資金が少ない個人投資家にとって、目の前のチャンスを見逃すことは最大の痛手です。これを防ぐのが、実は「信用取引」なのです。
デイトレ最大の武器は「資金の回転」
しかし、信用取引なら同じ資金(担保)で、1日に何度でも同じ銘柄を回転(売買)させることができるのです。
――『ママ投資家が育休中に1億貯めた株式投資』より
――『ママ投資家が育休中に1億貯めた株式投資』より
信用取引のメリットは、手持ち資金以上の金額を動かせることだけではありません。同じ資金で何度も相場の波に乗れる「資金の回転」こそが、効率よく利益を積み重ねる武器となります。
メンタルを安定させる「2つの財布」作戦
とはいえ、デイトレにはプレッシャーがつきものです。相場で生き残るには精神を安定させる工夫が必要です。
この「2つの財布」作戦は、私のメンタルに絶大な安定感をもたらしてくれました。もしデイトレで思うような結果が出なくても、「私には配当金を生み続ける長期保有の現物株がある。長期で見れば東京エレクトロンは絶対に勝てる」という心の余裕を持てたのです。この“守りの現物株”というバックボーンがあるからこそ、「攻めのデイトレ」で大胆に勝負できる。こうして、赤ちゃんを抱っこしながらスマホを操作する、私の「爆益デイトレ生活」が本格的にスタートしました。
――『ママ投資家が育休中に1億貯めた株式投資』より
――『ママ投資家が育休中に1億貯めた株式投資』より
長期保有の「守り」で心の平穏を保ちつつ、資金効率の良い信用取引で「攻め」に挑む。この両輪を回すことが、相場を乗りこなす最大の秘訣ともいえるでしょう。



