◆【究極の投資法】株で勝てるナンバー1は「忘れた人」? ディズニー株放置で大金を手にしたワケ
育休中に株式投資を本格開始し、わずか2年で資産1億円を築き上げた現役ママ投資家・ちょる子著『ママ投資家が育休中に1億貯めた株式投資』。子育てや仕事と両立しながら、どうやって株で稼ぐのか? 株式投資を始めたきっかけから、大きな損失を乗り越え、億り人に到達するまでの試行錯誤、資産4億円超を築き上げた考え方や具体的な投資手法までわかりやすく解説!

「ウソでしょ…」240万円のディズニー株を7年忘れた女性が直面した、驚きの口座残高イラスト 鳩 さんわ

7年越しの「宝箱」が教える
長期投資の真髄と資産形成のスタートライン

ママ投資家・ちょる子さんが体験した「7年越しの宝箱」のエピソードは、個人投資家にとって、長期投資の威力と銘柄選びの重要性を鮮やかに示してくれます。

両親が経営者でありながら、ちょる子さん自身は投資にまったく興味がありませんでした。しかし2011年、離れて暮らす父親から「株主優待がほしいから、おまえの名義で株を買おう」と提案されます。そこで彼女の養育費として貯めていた240万円を元手に、東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランド(4661)の株を購入しました。

「忘れること」が最強の投資法?究極の長期投資

その後、大学生活や就職の忙しさに紛れ、ちょる子さんはその株の存在をすっかり忘れてしまいます。しかし結婚後、夫の適応障害や自身の妊娠という人生の転機をきっかけに証券口座を確認したところ、驚愕の事実が判明します。

240万円で購入した株の評価額が、なんと1584万円にまで膨れ上がっていたのです。投資の世界には「最も運用成績が良い投資家は、亡くなった人と、投資したことを忘れていた人だ」という有名な格言があります。彼女のエピソードはまさにこれを体現しています。

日々の株価の上下やニュースのノイズに一喜一憂せず、ただ「握力強く持ち続ける(結果的に放置する)」ことが、大きなリターンを生む強力なアプローチになり得るのです。

強固なビジネスモデルを持つ「優良銘柄」の選定

もちろん、どんな株でも放置すれば良いわけではありません。ここで重要なのは、投資先が「オリエンタルランド」であったという点です。同社のように、他社には真似できない圧倒的なブランド力(経済的なお堀)を持ち、株主優待の魅力で長期保有の株主が多い企業は、長い年月をかけて着実に企業価値を高めていきます。

「優良なビジネスモデルを持つ企業を選び、あとは時間を味方につける」という手法は、個人投資家が最も勝ちやすい王道の戦略です。

ライフイベントを「本気で学ぶチャンス」に変える

「株式投資って、こんなに凄いの?」という高揚感を胸に、すぐ妊娠が判明したちょる子さんは、「本気で株式投資を始めよう!」と決意します。

思いがけない資産や妊娠、パートナーの休職といったライフイベントは、家計や資産運用と真剣に向き合う絶好のタイミングです。偶然得られた「宝箱」の果実をただ消費するのではなく、それをきっかけに自ら学び、能動的に資産をコントロールする側へと回る決意をした彼女の姿勢は、すべての投資家が見習うべき第一歩と言えます。

※本稿は『ママ投資家が育休中に1億貯めた株式投資』(ダイヤモンド社)をもとに編集したものです。