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以前、タクシー車内で傍若無人な振る舞いをする「カスハラ客」について書いた。今回はその逆パターンとして「態度が悪いタクシー運転手」の実態を解説する。この業界には、客を乗せて走っている途中に歌をうたったり、同業者にケンカを売ったりと、やりたい放題の運転手も存在する。そうした「ハズレ運転手」を乗客側が事前に見極め、利用を避けるためのコツとは。(現役タクシードライバー/物流ライター 二階堂運人)
※「カスハラ客」についての記事はこちらから↓
>>「感じの悪い人」がタクシー車内で無意識にやっているNG行動【現役運転手が明かす】
客を乗せている途中で熱唱!
ヤバすぎる「ハズレ運転手」の実態
タクシーに乗ったとき、ドライバーの接客態度や運転技術が原因で、嫌な思いをした経験がある人もいるだろう。
頼んでもいないのに延々と話しかけられた。急発進や急ブレーキが続いたせいで車酔いしてしまった。行き先を告げると、近場だったせいか舌打ちをされた。こういった具合だ。
近年は、乗客によるカスタマーハラスメントが問題視され、ドライバーを守る対策が進んでいる。だが実際のところ、迷惑な振る舞いをするのは乗客だけではない。ドライバーの側にも、横柄な態度をとる人や、安全や接客への意識が低い人が一部にいる。
こうしたドライバーに出会った乗客は「この人、ハズレだったな」と思うに違いない。
そこで今回は「ハズレ運転手」の実態と、態度の悪いドライバーが業界で生き残っている理由、乗客ができる対策などについて解説していきたい。
先日、私のタクシーに乗ってくれた客からこんな話を聞いた。以前利用したタクシーのドライバーが、運転中にずっと歌い続けていたという。それも鼻歌ではない。熱唱だ。その乗客は、ドライバーのオンステージに無理やり付き合わされたと嘆いていた。
ここまで極端な例はそう多くないが、冒頭で述べたようなケースのほか「声をかけても返事をしなかった」「露骨に乗車を嫌がられた」といった話を乗客から耳にすることもある。
タクシーの世界では、ドライバーは一日中「次のお客さんはまだか」と考えながら走る。長距離客を期待して待っていたのに、乗ってきたのは近場の客だった。その落差が不機嫌な態度になって表れるのだろう。だが、目の前の乗客に非があるわけではなく、わざわざフラストレーションをぶつける必要もない。
そして実は、ハズレ運転手は乗客に対してだけ問題を起こすとは限らない。同じタクシーの運転手仲間に対して、乱暴な振る舞いをする人もいる。







