「悔いのない人生にしたい」。人を死を目の前にすると、誰だってそう考える。そして、定年や人生の後半戦を意識したとき、「自分は満たされた人生を送れているだろうか」と不安になる人は少なくない。しかし、次なる目標や物を追い続けても空虚感が消えないこともある。本記事では、『ドーパミン断ち』をもとに、「人生後半で必ず後悔してしまう人の特徴」について解説する。(構成/ダイヤモンド社・秋岡敬子)
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「自分の人生」への不安を感じたことはありますか?
「定年を迎え、ふと自分の人生を振り返ったとき、何を思うだろうか」
「人生の後半戦に入ったとき、『自分は満たされている』と胸を張れるだろうか」
ふと、そんな問いが頭をよぎることはないだろうか。
ワーカホリックだった母の話
この前、定年退職が近い母と話していた時のことだ。
私の母はワーカホリックで、幼少期はあまり一緒にいたことがなかった。
母はいつも「次の目標」のことばかりを考えていたらしい。
「プロジェクトを成功させたい」
「このポジションに就きたい」
手に入れた瞬間はワクワクするのに、しばらくするとそれが「当たり前」になり、また新しい目標を探している。
「これさえ手に入れば、幸せになれる」
「次の山を登り切れば、きっと安心できる」
そう信じていたそうだ。
しかし、どれだけ物を買い揃えても、心の奥にある不満や焦りが消えることはなかった。
目の前にある日常をゆっくり味わう間もなく、つねに「まだ手にしていない、より良い可能性」に気を取られていたのだ。
なぜ私たちは、どれだけ手に入れても満足できず、永遠に「次」を追いかけて疲弊してしまうのだろうか。
ドーパミンによる、期待と空虚感のサイクル
『ドーパミン断ち』には、このエンドレスな焦燥感の正体について書かれたページがある。
日々の活動の中で、ただ目標を達成するだけでなく「自分にとっての本当の意味」を追い求めること。それこそが、結果だけでなく、そこに至るプロセスそのものの中に幸せをもたらしてくれる。
そして、もしその達成がより大きな目的に向かうものであれば、ひとつひとつの達成は、もはや虚無へと戻ることはなくなる。
――『ドーパミン断ち』より
ドーパミンが提供してくれるのは「手に入れる前のワクワク感(期待)」だけだ。
手に入れた後の恒久的な満足感までは与えてくれない。
つまり、「意味」を持たない目標達成は、どれだけ積み重ねても、すべて虚無へと戻ってしまうのである。
人生後半で「必ず」後悔してしまう人の特徴・ワースト1
人生の後半戦に差し掛かったとき、人は自らの歩んできた道のりを振り返る。
そのとき、ただ時間を消費してきた人は、がく然とすることになる。
どれだけ仕事をこなして役職に就いても、どれだけ物を所有しても、そこに「自分にとっての本当の意味」や「人間的なつながり」がなければ、手元に残るのは虚無感だけだからだ。
人生後半で後悔してしまう人の特徴・ワースト1は、「自分にとって本当の意味がある目的や『今ここ』の現実的な体験・人間関係を後回しにしてしまうこと」だ。
「今ここ」を五感で味わおう
「もっと良い情報」を探してスマホをスクロールする手を止めよう。
そして、今目の前にある食事や家族との会話を五感でじっくり味わおう。
「他人の評価」や「損得」ではなく、自分が一生をかけて大切にしたい価値観を言葉にしてみよう。
「自分が納得できる意味のある行動」をひとつ選んでやってみよう。
その小さな積み重ねこそが、何年経っても色あせない真の充足感をもたらし、あなたの人生後半をどこまでも豊かに輝かせてくれるはずだ。









