「同い年なのに、あの人は全然老けない」。そう感じたことはないだろうか? いつまでも若々しい人がいる一方で、急速に老け込んでしまう人がいるのはなぜだろうか。平穏なルーティンを続ける中で、意欲や覇気が失われていく背景には、脳の働きが深く関係している。本記事では、『ドーパミン断ち』をもとに、「いつまでも若々しい人の特徴」について解説する。(構成/ダイヤモンド社・秋岡敬子)

「いつまでも若々しい人」の特徴・ベスト1Photo: Adobe Stock

なぜ、同い年でも「若々しい人」「一気に老け込む人」がいるのか

「同世代なのに、あの人は全然老けない」
「まだそれほどの年齢でもないのに、毎日疲れていて覇気がない」

 同僚との飲み会や同窓会などで、そう感じたことはないだろうか。

「決まったルーティン」をする人が失っているもの

 大学時代の友人と話していた時のことだ。

 彼は、毎日仕事と自宅を往復し、休日は行きつけのカフェに行くのが「楽で快適な生活」だと思っていた。

 大きな失敗もしないし、危険もない。

 だが、それを続けているうちに、以前はワクワクしていた趣味や仕事に対しても、どこか冷めた感情しか抱けなくなったと言う。
「何かやりたい」という意欲が湧かず、気力も体力も衰えていくような感覚に襲われていたのだ。

 なぜ人は、挑戦や刺激のない安穏とした日常の中で、意欲や若々しさを失ってしまうのだろうか。

脳の「若さ」を保つメカニズム

『ドーパミン断ち』には、こんなページがある。

脅威とチャンスが至るところに存在する中、ドーパミン系は、見慣れないものや予期せぬものを即座に、そして強烈かつ執拗に探究しようとする衝動を私たちにもたらすように進化した。
さらにドーパミンは、そうした衝動に対応するため、必要が生じたときにすぐ、計画、推論、創造的思考を行う能力を備えさせるようにも進化した。
こうして私たちは、未知のものに魅了されるだけでなく、それにすぐ飛びついて探究するようになったのである。

――『ドーパミン断ち』より

 人間は、慣れ親しんだルーティンの中に閉じこもると、このドーパミン系が作動しなくなる。

 すると脳の思考回路や報酬系が休眠状態に入り、意欲や集中力が低下してしまう。
 それにより、精神的にも身体的にも急速に衰えていくのだ。

「いつまでも若々しい人」の特徴・ベスト1

 年齢を重ねても失われない生き生きとした表情やエネルギーは、高価な化粧品やサプリメントだけで作れるものではない。

 いつまでも若々しい人の特徴・ベスト1とは、「新しい体験や未知への挑戦に自ら飛び込み続けていること」である。

「知っていること」「楽なこと」だけに囲まれて生きるのをやめる。
 そして、あえて少しの不確実性や新しい挑戦を取り入れる。

 この脳への刺激こそが、人をいくつになっても若々しく保ち続ける本質的な理由なのだ。

 前向きな探究心と小さな挑戦の積み重ねが、あなたの脳と体を内側から若返らせるだろう。
 さらに、これからの人生をどこまでも生き生きとした輝きで満たしてくれる。