あなたは、老後の人生を想像したことはあるだろうか?「周囲との関係が薄れ、孤立してしまうのではないか」と不安を抱く人は少なくない。実は、老後に孤独になる人と豊かな人付き合いを保てる人の差は社交性ではなく、日常の「ある無意識の習慣」にある。本記事では、『ドーパミン断ち』をもとに、「老後、孤独になってしまう人の特徴」について解説する。(構成/ダイヤモンド社・秋岡敬子)
Photo: Adobe Stock
「老後」を想像したことはありますか?
「老後」や「定年後」に何をしたいか、考えたことはあるだろうか?
「定年後は、趣味を楽しみたい」
「年をとっても、周りとの関係を保っていたい」
そして、そう思っていても「現実の付き合い」が減っていると感じることはないだろうか。
友人に誘われたときの話
以前の私は、友人から食事に誘われても、「今日は家でゆっくりしたいから」と断ることがよくあった。
しかし、家で体を休めているかというと、そうではない。
ソファーに転がり、手元のスマホでSNSのタイムラインや動画を眺めているだけだ。
その結果、「わざわざ着替えて外に出かけ、相手に気を使いながら会話をする」ことが、ひどく負担で面倒なものに感じるようになった。
では、なぜ私たちは、これほど簡単に現実の人間関係をおろそかにしてしまうのだろうか。
大切な人ほど、スマホ越しではなく直接会って話す
『ドーパミン断ち』には、現代人の人間関係について書かれたページがある。
だが今では、会ったことさえない友人、顧客、雇い主、さらには敵までが存在する。
当然のことに、この状況は結果を伴う。(中略)電話越しの「声だけの存在」として伝えられないことなど何ひとつないのに、数メートルしか離れていない距離で対話をするために、なぜ、わざわざ時間と手間と費用をかけて出かけて行ったのだろうか。
それは、直接会いに行くことにより、非言語的な合図という強力な手段を使って自分の意図が伝えられるだけでなく、「あなたは労力をかけて会いに行く価値がある人だ」と相手に示すことができたからだ。
――『ドーパミン断ち』より
ドーパミンは、「新しいもの」や「手軽に得られる快楽」を追い求める性質を持つ。
そして、スマホやSNSは簡単にドーパミンを刺激してくれる。
この「努力の要らない刺激」に脳が慣れてしまうと、人は無意識のうちに、「手間」を避けるようになるのだ。
「老後、孤独になってしまう人」の特徴・ワースト1
社会的な肩書がなくなったとき、手元に残るものはなんだろうか。
それは、あなたがこれまで時間と労力をかけて育んできたリアルな人間関係だ。
相手と向き合う手間を省き、そこから逃げてきた人は、知らず知らずのうちに周囲から人が離れていってしまう。
老後に孤独になってしまう人の特徴・ワースト1は、目先の快楽を優先し、現実の人間関係にかける手間を惜しむことだ。
本当にあなたを支えてくれるのは、自分が直接向き合ってきた目の前の誰かだけなのだ。









