年齢を重ねると、新しいことを学ぶ意欲があっても、「もう遅いのではないか」とためらってしまうことがあります。しかし、年をとったからといって、学ぶことをあきらめる必要はありません。江戸時代後期の儒学者・佐藤一斎が残した言葉をもとに、老後に後悔しないための「学び直し」の大切さについて、『小学生がたった1日でかんぺきに倍数と約数がわかる本』の著者が解説します。
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新しいことを学び始めるのに、遅すぎる年齢はない!
「もっと若いうちに勉強しておけばよかった」「今さら新しいことを始めても遅い」と考える人は少なくありません。
しかし、年齢を重ねてから学び直すことに、本当に意味はないのでしょうか?
ここで、江戸時代後期の儒学者・佐藤一斎の言葉を紹介しましょう。彼は、西郷隆盛にも大きな影響を与えた人物です。西郷は、一斎の著書『言志四録』から101条を自ら抜き書きし、座右の書としていました。
佐藤一斎は、『言志四録』の一編である『言志晩録』第264条で、次のように説いています。
年齢とともに体力や気力が衰えても、自分のできる範囲で学ぶことはできます。
「もう年だから」と新しいことをあきらめてしまうと、本来なら得られたはずの知識や楽しみに出会う機会を逃してしまうかもしれません。後になって「あのとき始めておけばよかった」と悔やまないためにも、興味を持ったことには、何歳からでも挑戦してみることが大切なのではないでしょうか。
まずは、気軽に始められるところから学び直そう!
例えば、小学校の算数から学び直してみるのはいかがでしょうか。「そんなの簡単すぎるだろう」と思うかもしれませんが、普段、計算などをしていないと、意外に手ごたえがあるものです。
「若いころに勉強しなかったこと」は、今から変えられません。しかし、「これから勉強するかどうか」は自分で決められます。
算数なら、昔わからなかった問題を1問解き直すだけでもいいのです。大がかりな準備は必要ありません。
拙著『小学生がたった1日で19×19までかんぺきに暗算できる本』は、小学生向けにつくった本ですが、ふたをあけてみると、購入者の3割がシニアの方だったというデータが出ています。大人の方にも、頭の体操として楽しんでいただけているのかもしれません。
『小学生がたった1日でかんぺきに倍数と約数がわかる本』も、ふだん算数から離れている人にとっては、よい頭の体操になるでしょう。
いきなり難しい問題から始めるのではなく、算数の「倍数と約数」から学ぶのも1つの方法です。




