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世界中のプロフェッショナルを縦横無尽につなぐ!
ビジネス特化のSNS「リンクトイン」の日本戦略
――杉本隆一郎・リンクトイン・ジャパン株式会社
日本オフィス代表代行インタビュー

ダイヤモンド・オンライン編集部
【第30回】 2013年11月18日
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 ただ、海外と日本の違いで大きいと思うのは、就業観よりもビジネスの進め方に対するカルチャーですよね。たとえば、自分たちのビジネスをよりスピードアップするために、自分にない情報をもっと得ようと考え、積極的に社外との交流を図るのが海外のビジネスパーソンの文化。それに対して、社外の人たちとむやみに交流すると情報流出につながるのではと警戒し、社内人脈の構築を重視するのが日本企業の文化だと思います。

 しかしここに来て、日系企業もグローバル化のなかで海外でのシェアアップを図るために、新しいビジネスの構築を迫られている。そのため、社外交流によって様々な情報を集め、最適なやり方でビジネスを立ち上げるプロセスが必要になります。就職・転職だけではなく、こうしたニーズにも対応できるプラットフォームを目指したいですね。

どの分野にも平均して取り組み
地道にやって来たから今がある

――では、日本でリンクトインが立ち上がってから現在までのビジネスの手応えや、ビジネスが軌道に乗った転機などを教えてください。

 2011年に日本語サービスを立ち上げてから、昨年は創業者のリード・ホフマンが来日するなど、ユーザー向けのイベントも行ってきました。足もとでは、法人向けのサポートにも力を入れています。

 とにかく地道にやって来たという印象で、ビジネスにおける大きなターニングポイントは思い浮かびませんね。どの分野にも平均して取り組み、皆様のご理解もあって順調に成長して来られたのだと思います。

――今後は、どんなサービスを展開していきたいですか。

 特別に壮大なプランを考えているわけではありません。目下リンクトインのサービスには、メンバー向けの「B to C」の環境と法人向けの「B to B」の環境が両方あります。世の中の流れとしては、企業の採用やマーケティング活動のサポートといった「B to B」サービスがより重要になってきます。

 企業のサポートをしていて気付いたのは、先ほど述べた採用、広告、営業の3つに皆共通の課題を持っているということ。我々はこの「3つの課題」をソリューションの柱と捉え、サービスを展開していきたい。我々が「これをやりたい」ではなく、必要とされるサービスをやることがポイントです。

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