ベネッセが子どもたちを対象に行った調査によれば、96.9%が「日本がとても好き」「どちらかといえば好き」と答えたという。大人に同じ調査を行った場合、どのような結果となるかも気になるところだが、子どもたちは日本のどんなところが「好き」だと感じているのだろうか。調査結果を見てみたい。
調査は2013年11月27日?12月3日にかけて実施。調査対象は小学校1年生~高校3年生までの1626人。
日本が好きな理由「優しい人が多い」
嫌いな理由「政治家の大人げない発言」
調査結果によれば、「あなたは日本についてどう思いますか?」という質問に、「とても好き」と答えた子どもは52.2%、「どちらかといえば好き」は44.7%だった。
「どんなところが好きですか?」と聞いた質問に集まった回答は次のようなもの。
「優しい人が多い」
「日本人の謙虚さ」
「マナーを守る人が多い」
「景色がきれいな場所が多い」
「おすしなど日本食がおいしい」
「アニメがたくさんある」
「鉄砲がない」
「安心して住める」
「交通網が進んでいる」
「戦争がない」
また、「あなたは今、幸せですか」という質問に「とても幸せ」と答えた子どもは33.0%。「どちらかといえば幸せ」と答えた子どもは60%だった。
日本を「好き」と答えた子どもが大多数であること、さらに「とても幸せ」「どちらかといえば幸せ」と答えた子どもが多いことは、ある程度日本の大人をほっとさせる結果だろう。また、日本に暮らしているとある程度「当たり前」として受容してしまう、「安全性」についても、子どもが特別なことであると理解していることがわかる。