さて、「任せる」と言いながら、実際はマイクロマネジメントをしてくる上司の部下になったら、どうするべきでしょうか?大事なことは、自分がストレスなく仕事をするために、排除すべき問題を明らかにすることです。

 おそらく問題なのは、「任せる」と言いながら任せてくれない矛盾のある上司のマネジメント自体。これを変えるのは、簡単なことではありません。上司自身には、自分が矛盾のあるマネジメントをすることで部下を苦しめている、という自覚がないからです。ただ、放置していたら部下のストレスは溜まる一方。そこで、

・上司が気づきの機会となる仕組み(360度評価など)があれば活用する

 これが一番有効です。最近は数多くの会社が、上司のマネジメントを改善するため部下が上司を評価する機会を増やしています。そんな機会があれば、ぜひ「指示する内容がコロコロ変わるので混乱します」と指摘するべきでしょう。

 ただ、すべての職場でそうした機会があるわけではないのが実態。こうなると気づきの機会を提供するのは、とても難しい状況です。ならば、任せると言っても任せないマネジメントを前提に仕事をすべき。上司からマイクロマネジメントを受ける前に、細かな「報告・連絡・相談」を行うのです。すると、不思議なことに、

「もう細かな報告はいいから、任せるよ」

 と言い出したりします。上司は部下の行動のなかでも見えない部分に不安を感じる習性があります。ゆえに任せられず、マイクロマネジメントをしてしまうのでしょう。

 ところが、どんな些細なことでも報告してくる部下には不安を感じる度合が低くなります。そこで、任せてくれなかった上司が口だけでなく、本当に任せてくれる状態になるのです。

 ストレスを感じて、上司と接する機会を極力減らしたりすれば逆効果になり、マイクロマネジメントの度合いは高まるに違いありません。気をつけましょう。

◎電子書籍『なぜ若手社員は2次会に参加しないのか』好評発売中◎

当連載『イマドキ職場のギャップ解消法』が
電子書籍になって登場!
過去の大人気記事を加筆・再編集&書き下ろし記事も加えて、好評発売中!

なぜ若手社員は2次会に参加しない?
なぜ仕事の遅い人は納期を守れない?
そんな「困った社員」とのスマートな付き合い方を教えます。

ご購入はこちら!
[Amazon.co.jp]
[楽天ブックス]