NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』第2話より (C)NHKNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』第2話より (C)NHK

歴史はエンターテインメント!かしまし歴史チャンネルへようこそ。今年のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』主役は、豊臣秀吉(演:池松壮亮)の弟である、豊臣秀長(演:仲野太賀)。大河ドラマの第2話に関連して、今回は織田信長の岩倉城攻めに注目。秀吉・秀長兄弟が仕えた戦国武将・織田信長が、なぜ同じ織田家の城主が守る岩倉城を攻めたのか?について説明します。(かしまし歴史チャンネル/川合章子)

織田家どうしで戦っているのはなぜ?

 織田信長が、織田信賢が守る岩倉城を攻めた――。

 ドラマを見ていて、「同じ織田姓なのに、なぜ?」と疑問に思った方も多いのではないでしょうか。

 実は、戦国時代の織田家は、私たちがイメージするような「一つの家」ではありませんでした。むしろ、同じ織田姓を名乗る複数の家が並び立ち、互いに対立しあう、非常にややこしい状況だったのです。

 ことの起こりは、応仁元年(1467)に始まった、応仁の乱になります。

応仁の乱が生んだ、織田家の分裂

 もともと織田氏は、越前・尾張・遠江を支配した名門の斯波氏の下で、尾張国の守護代を務めていました。守護とは、室町時代における国の軍事・行政の最高責任者であり、守護代はその代理として実務を担う存在です。

 ところが応仁の乱で、斯波氏の配下である織田氏は、東軍と西軍に分かれて戦うことになってしまいます。このとき、尾張守護代織田家の中でも、主流派だった織田伊勢守家が西軍に、庶流の織田大和守家が東軍に味方したことで、尾張の織田家は分裂してしまったのです。

NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』第2話より。主役は豊臣秀吉の弟、豊臣秀長(演:仲野太賀) (C)NHKNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』第2話より。主役は豊臣秀吉の弟、豊臣秀長(演:仲野太賀) (C)NHK