創続総合研究所
会社にお金を残す節税対策
【第13回】 2007年12月27日
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高橋敏則 [公認会計士、税理士]

調査官には卑屈にならず、かといって奢らず対応

 一種の行政指導にしたがうというだけの話ですから、心配する必要はまったくないんです。

 見方を変えて、税務署の調査官がどんな気持ちで仕事をしているかを考えてあげれば、気分は変わりますよ。

税務署員は徴税ノルマを抱えている

 よく公務員は遅れず休まず働かず、なんて陰口たたかれてますよね。民間企業が従業員にサービス残業を強いながらやっと利益を出して、税金を払う。その一方で公務員はカラ残業で浪費していく。

 こんないい方をする人もいます。

 確かに、マスコミを賑わす公務員の無駄遣いぶりは腹立たしい限りです。

 しかし、それを税務署の調査官に当てはめるのはちょっとかわいそうなんです。彼らは民間企業の営業マンと同じようにノルマを抱えてるんです。

 何のノルマかって?

 課税逃れや漏れを指摘して、一定の金額の税金を新たに納めてもらうためのノルマを抱えてるんです。

 これは民間企業みたいに、サービスで相手に喜んでもらう仕事のノルマとは違って、相手から嫌われることがわかりきっているノルマです。その点だけ見ればかえって民間よりもきついかもしれない。

 だいたい抜き打ち調査をする調査官が、ホントにやりたいと思ってやっていると思いますか。

 抜き打ち調査なんて普通の調査の何倍も嫌われる仕事です。やりたくてやっている人はいないわけですよ。だけどノルマがあるからどうしてもやらなきゃいけない。そういう厳しい条件の下で、一生懸命やっているのが彼ら調査官なんです。

 彼らに対して納税者として、ちょっと高い立場から見て評価してあげる。そういう気持ちになれれば、むやみに忌み嫌う気持ちにもなれませんよ、きっと。

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高橋敏則 [公認会計士、税理士]

1956年、千葉県生まれ。中央大学商学部卒業。79年、公認会計士二次試験合格後、外資系会計事務所、監査法人を経て独立し、高橋会計事務所を開設、現在に至る。中小企業の経理・財務・税務の指導を行うほか、相続税コンサルティングに従事。各種セミナーの講師としても活躍中。

 


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