深センで新築マンション1637戸に
1万人超が殺到し即完売
澎湃ニュースによると、11月7日午前10時から午後4時の間に、深センで平均価格1平方メートル当たり4.35万元(約83万円)の新築マンション1637戸が完売し、契約金額は60億元(約1178億円)に達したという。
購入者希望者が1万人を超えたため、不動産デベロッパーは仕方なく販売センターを深セン湾スポーツセンターに設けた。今回の発売会は地元の住宅購入者に「人気コンサート」のようだったと言われている。
深センの不動産価格はなぜ
全国トップなのか
メディアの報道をまとめると、先日、中国指数研究院が発表した100都市の価格指数で、100都市すべての不動産価格が連続6ヵ月再上昇し、深センでは北京・上海・広州を超えて32.7%の暴騰となった。
価格は例外なく市場需給が決定的な要因となっている。2013年の深セン警察局のデータによれば、実際の管理人口はすでに1800万人を突破しており、広州を超え、北京に迫る勢いだ。
反面、深セン市の総面積は北京の8分の1、広州の4分の1しかない。そのうえ深セン政府は深センの総面積の48.8%をエコ・グリーン地帯とする計画で、加えて都市の公共の商業付属施設や交通計画などにより、住宅用地の開発はすでにまったくその余地がなくなっている。