純米大吟醸『獺祭』を展開する山口県の旭酒造。2012年度の売上高は25億円(前期比51%増)と10年間で約6倍に成長した。今年度の売り上げも、それをさらに58%上回る破竹の勢いで伸びており、青息吐息の日本酒業界にあって、数少ない勝ち組といえるだろう。3代目の桜井博志社長はしかし、現状に甘んじることなく、海外市場の掘り起こしを本格化させる。海外市場に打って出る狙いやその成長可能性、増産体制を整えるうえでの課題を聞いた。