「コンビニやスタバに立ち寄っただけ」でも
大問題になってしまう学校がある

 まず、校則のお話から始めましょう。

 最近は「うちは校則が厳しくありません」と言う学校が増えていますが、それでも最低限のルールはあります。スカート丈を守ること、制服のボタンはきちんと首元まで掛けること、学校の帰りに買い食いや寄り道をしないことなどです。

 大人にしてみれば些細なルールでも、中学1年生ではその「最低限」を守れるかどうかが、案外大きな問題になってしまうことがあります。

 たとえば、今まで行動範囲が限られていた小学生が、中学への入学を機に都心に通うようになる。放課後、きらきらしたカフェやショップが並んでいるのを見て、「学校の友達と人気のカフェやショップに寄りたい」と思うのは自然なことです。

 しかし、寄り道禁止の学校であれば、それは指導の対象になる行為です。

 ある男子校では、通学路にあるコンビニへの立ち寄りを禁止しています。登校前に生徒がおにぎりやパンを買うと大混雑するというのが理由らしいのですが、知らずに入学してしまった子はこのような「校則」に戸惑います。

 こういった校則の問題は親にも及びます。

 「カフェに寄った」「スカートが短い」といった校則違反で学校から連絡が来るので、特に公立の中学で過ごした親はびっくりしてしまうのです。

 「たったそれだけのことで、こんなに怒られるの?」と。

 このようなカルチャーショックは小さいようでいて、実は子どもの学校生活を大きく左右することもあります。

宿題・行事・部活——
「合う・合わない」を見誤らない

 次に、宿題や部活のお話をします。

 たとえば夏休み。1カ月のうち10日間ほど学校の行事が入る学校は少なくありません。そうすると夏休みは実質30日。それなのに、宿題はどう考えても1カ月分の量が出たりします。各教科の先生が、他の先生と連携せずにそれぞれ好きなだけ出すので、トータルでは膨大な量になるのです。